お言葉43「湯をわかす」

ゆ(湯)をわかして水に入れ、火を切るにとげざるがごとし。
『種々御振舞御書』

〈訳〉
せっかく湯を沸かしたのに水に入れてもとの水とし、火打石で火をつけようとして途中でやめ、火がつかないのと同じことである。

いよいよやる気になってことを始めてみても、
途中で投げ出しては何の意味もない。
結果を急がず、じっくりと進もう。

ところで、お湯を沸かすとき、「早く沸け」と思っていると、
なかなか沸かない。
何の気なしに時間を過ごしていると、あっという間に湧いてしまう。
人間の感覚とは不思議なものだ。
もし、自分が成長しているのだろうかと悩む時、
毎日毎日気にするよりは、
とりあえず前を見て進んでみてはどうか。
日が経てば、振り返ってみた道のりの長さに驚き、
自信を得ることもあるだろう。

ゆ(湯)をわかして水に入れ、火を切るにとげざるがごとし。
『種々御振舞御書』

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