新・平家物語
吉川英治さんの新・平家物語は読んだことがありましたが、今回NHKで「人形歴史スペクタクル 平家物語」が再放送されていました。
1993年から95年まで放送されていたものだそうで、その時には見ていなかったのですが、30年経った今見ても、非常によくできた作品でした。
原作もそうですが、かなり研究も進んでいるので、史実とは言えない部分も多くあります。
しかし、物語でなければ語れない部分もあって、それこそ平家物語に漂う無常観がよく現れていたと思います。
平家の勃興衰退が描かれるのですが、むしろ源氏の衰退がこの物語の後にあることを思うと、我々が生きている社会はいつでも諸行無常だということを考えさせられます。
特に平安時代末期から鎌倉時代はある意味残酷な時代なので、逆に人形劇だからこそ表現できるものもあったように感じます。
この物語から数十年後に大聖人様はご誕生遊ばされるのですが、親殺し、子殺し、兄弟での争い、裏切り、強欲、儚さ、空しさが溢れる社会で、それでも人としてどう生きるかを求められた大聖人様とは、やはり希有なご存在であったのだと改めて思います。



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