いのちのこと
この時期になると草花がいっせいに伸び上がってきます。
花々の姿に元気をもらえるのですが、雑草たちの元気さには勝てません。
抜いている側から生えてくるのではないかと思うほど、雑草たちの生きる力には、
神秘なるものを感じるほどです。
もうずいぶん前のことですが、草引きをしていると近所の子どもに声をかけられたことがあります。
「草抜きしてるの?」
「はい、そうです。」
「なんで?」
「草を抜かないとどんどん生えてくるからね」
「でも、草だって生きているのに、抜いたら可愛そう。」
「…、ほんとうですね。可愛そうですね。」
「うん。」
その後、私たちはたくさんの命の上に生きているということを少しお話ししました。
その子に伝わったかどうかはわかりませんが、自分の中には今でも重く残っている出来事です。
たしかに草花にも命はあります。
でも時にその草花を摘むことも必要です。
それは生きていく上でどうしても行わなければなりません。
食べることも同じです。
多くの命を頂いています。
植物は声を発しないから、無駄に奪って良いわけではありません。
どんなに理屈や理由をつけても、私たちは生きる上で多くの命に支えられている事実は変わりません。
だからこそ、感謝をしなければいけないし、
無駄に奪ってはいけないのです。



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