ある法事で墓前経のときに、その家の若い青年が、お墓の前で長く手を合わせていたことがありました。
その青年の祖母が亡くなったとき、彼はまだ幼くて、たくさん涙を流していました。
悲しいの?
と聞くと、深くうんと頷くその姿をよく覚えています。
それから時間が経って、涙を流さず、お墓の前に立つ彼は、どんなことを思いながら手を合わせていたのでしょうか。
どんなことを思ってたの?
と聞くのが野暮に感じるほど、彼はすっかり成長してくれていました。
おばあちゃんもきっと喜んでくれていると思います。
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