Monthly Archives: 1月 2017

お言葉40「恥」

同じはぢなれども今生のはぢはもののかずならず。ただ後生のはぢこそ大切なれ。
「寂日房御書」

人は今を生きている。
その今とは、過去現在未来につながっている。
今という一瞬は永遠である。

その今を生きる恥にとらわれて、未来に積み重なる恥に目をつぶってはいけない。

同じはぢなれども今生のはぢはもののかずならず。ただ後生のはぢこそ大切なれ。
「寂日房御書」

お言葉39「覚悟」

仏になる道は、必ず身命をすつるほどの事ありてこそ仏にはなり候。
『佐渡御勘気抄』

仏教を信ずるもの、何となくとも成仏を目指す。
成仏の道は厳しきもの。
命をかけるだけの覚悟は必要である。

何かを成し遂げたいと思うのなら、
それ相応の覚悟が必要である。

仏になる道は、必ず身命をすつるほどの事ありてこそ仏にはなり候。
『佐渡御勘気抄』

お言葉38「人をもたすけん」

本より学文し候ひし事は仏教をきはめて仏になり、恩ある人をもたすけんと思ふ。
「佐渡御勘気抄」

世間の親はこのように言う。
「勉強しなさい!あなたのためにいってるのよ!」
子どもは思う。
「自分のため?何が?どこが?」
実感はわかない。

子どもにはこのように伝えるべきなのではないか?
「学びなさい。きっとその力は他人を幸せにするのよ」

仏道修行も同じであろう。
成仏の先にあるのは、自他共救われんと願うことである。

本より学文し候ひし事は仏教をきはめて仏になり、恩ある人をもたすけんと思ふ。
「佐渡御勘気抄」

お言葉37「志」

幼少の時より虚空蔵菩薩に願を立てて云く、日本第一の智者となし給へと云云。
『善無畏三蔵抄』

日本第一の智者。
常人ではなかなか思い描くことができない志である。
他人は、
「そんなことは無理だろう」
というか。
「良い志ですね」
と言葉だけで無関心か。

いやいや、他人は関係ない。

達成できるかできないかは問題ではない。
志を立てるか立てないかが課題である。

幼少の時より虚空蔵菩薩に願を立てて云く、日本第一の智者となし給へと云云。
『善無畏三蔵抄』

初御講

本日、13時より本年はじめの御講が奉修されました。
正月に引き続き深信の御参詣を賜り誠に有難く思う次第です。

《法話》

毎月の御講は日興上人の御生涯に関してお話をしています。
本日は、日興上人のご消息からお人柄を考えてみました。
厳しくも優しく、慈悲深いお姿を拝すことができました。

お配りしているプリントは、寺院においておりますので、
ご自由にお持ち帰りください。

《一言》

昨晩から雪が降りました。
朝には一面雪景色。
たまに降るから綺麗なんですよね。
昼には溶けました。

有難いことです。