昨日、13時より7月度の御講が奉修されました。
足元の悪い中、老若男女、大勢の参詣を賜り、誠に有難く思う次第です。
《法話》
此の度は御講とあわせて、日達上人祥月命日忌法要も奉修いたしました。
そこで、日達上人の御教示をいくつか紹介する形で法話をさせていただきました。
様々な苦悩を抱える中で、重大な決断もしなければならなかったであろう日達上人。
残された法話はどれも僧俗のことを常に考え、心のあたたまる御指導ばかりです。
厳しい言葉も将来を案ずるあたたかい励ましと感じました。
そういったご教導を少しでもお話することで、
また世代を超えて、信心の肝要を共有していくことで、
日達上人への御報恩とさせていただきました。
《一言》
先日、御信徒のお宅を家庭訪問しましたら、
チャイムの横の吐き出しの窓から、
勤行をする声が聞こえてきました。
とても幸せな気持ちになりました。
昨日、10時と18時から御経日が奉修されました。
あしもとの悪い中御参詣を賜り、誠に有難く思う次第です。
《法話 女性と御書》
今回は、上野殿御返事をお話しました。
内容から南条時光とその母に対して与えた御書であることがわかるので、
お話をさせていただいた次第です。
大聖人様が回向についてご教示された御書です。
回向というのは、自分が積んだ善行によって得た功徳を、
他へと回らす(めぐらす)という振る舞いです。
最近の回向は少し間違っているようで、
手を合わせても、自分の精進を誓うことがありません。
それでは、回向にはならないのです。
仏様に手を合わせる、善行を積み重ねる
↓
功徳を得る
↓
功徳をめぐらす…回向
こうなるのが良いのですが、最近の回向は、
仏様に手を合わせる
↓
先祖供養したつもり…
こうなってしまっています。
今一度、本当の回向のあり方に立ち返りましょう。
そうすれば、日本の文化慣習のお盆ではなく、
真の意味でお盆を有難く過ごすことができることでしょう。
《法話》
先月は、同世代の僧侶や、御信徒と共に習学する機会が多くありました。
意味のない情報が垂れ流される時代に、
意義深い講義を聞くことができて、充実した時間を過ごすことができました。
特に若い世代の講義を聞いたときには、
自分の未熟さを感じました。
暑い季節、バタバタはしますが、毎日少しずつでも行学に励んでいきたいと思っています。
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