Monthly Archives: 4月 2020

小さないいことみつけた!

 暗い話が多いので、街で見つけた「小さないいこと」をご紹介!

・子どもとさんぽしているお父さん、横断歩道を子どもと一緒に手を挙げて渡っている

・スーパーでおばあちゃんの荷物を持ってあげる子どもがいた

・道路脇の花壇を一生懸命掃除してくれているおじさん

・今年は例年より新緑がきれいな気がする

 ということで、皆様もいいこと見つけてみましょう。
楽しい気分になりますよ。
これは紹介したいという「いいこと」を見つけたら寺院までお寄せ下さい!

お言葉78「大悪」

大事には小瑞なし。大悪をこれば大善きたる。
『大善大悪御書』

良いこともあれば悪いこともある。
悪いこともあれば良いこともある。

だから、とても悪いことがあれば、
きっととても良いことが起こるのだ。

大事には小瑞なし。大悪をこれば大善きたる。
『大善大悪御書』

お言葉77「衣食」

食は命をつぎ、衣は身をかくす
『法衣書』

食があること、衣服を着ること。
自分だけではない。
食を施すこと、衣服を与えること。
助け合って生きていることを忘れてはいけない。

食は命をつぎ、衣は身をかくす
『法衣書』

がまん

いきなり、勝手に「子ども仏教相談室」!!!
っということで某ラジオを参考(そのまんま…)に、
今まで質問を受けた子どもからの疑問に、
これまた勝手に答えます。では、早速。

今日の質問は何かな?

なんで がまんを しなければいけないのですか?

どうしてそんなことを思ったの?

おとうさんに いつも がまんをしなさいって言われるから。

どんなことを我慢しているの?

ほしいものがあるけど、かってもらえなかったり、
テレビをずっとみていたいけど、みるなっていわれたり。

なるほど。我慢するのは嫌?

うん、いや。

私も嫌だな。

いやなの?

うん、すごく嫌だね。欲しいものは買いたいし、テレビだってずっと見ていたい。

そうなんだ。おとなでも がまんはいやなんだね。

お父さんもお母さんも、きっと嫌だと思うよ。でも我慢をしているんだね。

みんながまんをしているの?

そうだね、少なからず我慢をしていると思う。
先に結論、答えを言うと、みんな我慢をしているし、少なからず嫌だと思っているけど、
我慢をするのが上手な人と下手な人がいると思うね。

じょうず?へた?

そうだね。
まず、仏様は、今私たちが住んでいる世界を娑婆(しゃば)世界だと仰っている。
この娑婆世界は「忍」の世界だというんだよ。

にん?

そう、「忍」。

にんじゃの にん?

そう、よく知っているね。忍者の忍だよ。にんにん。

うん。

忍というのは、実は、耐え忍ぶということで、
この世界は我慢をしなければいけないということなんだ。

なんで?

この世の中には、たくさんの人が生きているでしょ。
たくさんの人が、あれをしたい、これをしたい、あれが欲しい、これが欲しいと
思っている。
そのたくさんの人が他の人のことを思いやる気持ちを持っているわけではない。
だから、自分の欲しいが他の人とぶつかっちゃうんだ。
では、ぶつかっちゃうとどうなる?

けんかになる?

そうだね。すぐにはケンカにはならないかもしれなけれど、
みんなで楽しく生きていくことは難しくなってしまうね。
だから、我慢が必要なんだよ。
もちろん誰か一人ではなくて、みんなが少しずつ我慢しなければいけない。

みんなで?

そうだね。お父さんもお母さんも、我慢しなさいって言うかもしれないけれど、
お父さんもお母さんもきっとたくさん我慢しているんだよ。

そうか。

それで大事なことは、さっきも言ったけれど、
上手に我慢することだね。

じょうずに?

うん。実は、仏様は能忍(のうにん)とも呼ばれるんだよ。
これはよく耐え忍ぶことができるお方という意味。
つまり上手に我慢ができるということだね。

どうやってじょうずにがまんをするの?

そうだね。考えることが大事だね。
本当にそれがしたい?本当にこれが欲しい?

それだけ?

そう、それだけ。上手な人は、上手に考えることができるんだよ。
どうしてもしたい、どうしても欲しいと思うなら、すればいいし、欲しいと言えばいい。
でも考えて、どうしてもしたいわけではない、本当に欲しいわけではないって思えたら、
しなければいい、欲しがる必要もないでしょ。
少し考えることが大事。
そうするとそのうちに上手に我慢ができるようになってくるよ。

すぐにできなくてもいいの?

もちろん!大人だって難しいんだから、子どものうちはできなくて当たり前。
少しずつ練習していけばいいんだよ。

わかった。

うん、今日は質問してくれてありがとう。

ありがとうございました。

さようなら。

さようなら。



お言葉76「退屈」

山中のながきあめ(霖雨)、つれづれ(無聊)申すばかり候はず。
『霖雨御書』

【訳】身延の山の梅雨は長く、
うっとうしく退屈な日々で誠に言葉にし難い。

ときには、退屈でうっとうしく、物憂げな日はある。

山中のながきあめ(霖雨)、つれづれ(無聊)申すばかり候はず。
『霖雨御書』

雑記

誠に春らしい日々ですが、なんとなく気が重い日々が続いています。
気になるのでテレビなどの情報番組やインターネットの記事を見続けるていると、
気が滅入ってしまいます。

そこで、ラジオを聞いています。
しかも、「子ども科学電話相談」です。
https://www4.nhk.or.jp/kodomoq/
昔は、夏休みだけだった気がしたのですが、
最近は毎週日曜日にしています。
スマートフォンなどを使われる方は、
NHKの「らじるらじる」というアプリを入れると、
いつでも聞けます。

子どもの元気な声と、大人では想像も付かない質問・疑問に、
一流の科学者が一生懸命答えていく様子がなんとも微笑ましくて、
楽しみに聞いています。

特に質問に回答してくれた後、アナウンサーが子どもに向けて、
「さようならー」
と言うと、こどもが元気よく、
「さようならー」
と言うところがなんともいえません。

「さようなら」は日本語らしい言葉だと思います。
数年前、
「日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか」(ちくま新書)竹内整一
という本を読みました。
「さようなら」「別れ」を日本人としてどう捉えてきたのかなど、
とても勉強になりました。
もう一度読んでみようかと思っています。

今はインターネットでも本が買えますので、
本当に便利です。

とはいえ、新しい本に手を出さなくても、
誰しも読みかけた本や、読みたかった本、もう一度読みたい本などが
あると思います。
そういった本を引っ張り出してきて読んでみるのはいかがでしょうか?

お言葉75「常唱」

常に口ずさみにすべき事は南無妙法蓮華経なり
『十章抄』

口を開けば愚痴がでる。
嘘がでる。
ため息がでる。

だからこそ、唱うるは南無妙法蓮華経のお題目。

常に口ずさみにすべき事は南無妙法蓮華経なり
『十章抄』