以前から性善説も性悪説もどちらにも賛成できないように思っていました。
この2説は社会を2つの方向から見たもので、本来両立するものだという考え方が以前にこららでも紹介した「哲学と宗教全史」に載っていました。
なるほどなと思う説です。
どちらかの説で、全ての人間性や社会性を説明しているわけではないと思うと、急にどちらの説もなるほどと思えてくるのが不思議です。
別の話になりますが、愚悪の凡夫と衆生をとらえる教えがあります。
これは末法時代に生きる衆生が、愚かであるということを示しているのですが、何の可能性もない愚かものであると言っているわけではありません。
むしろ法華経では成仏も可能であるという最大級の可能性を認めてくれています。
愚かであるというのは、あることをない、ないことをあると勘違いするところにあるのかもしれません。
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あたりのキッチンというドラマでのセリフが良かったので紹介します。
人が生きていくっていうのは、何か困ったときに助けてくれる人を家族以外にどんどん増やしていくことじゃないですかね?
https://www.tokai-tv.com/atarinokitchen/
今日は寺院清掃でした。
朝は今年一番の冷え込みとなりましたが、早い時間から寺院清掃につとめてくださいました。
本当にありがとうございました。
もう明後日には師走ですね。
11月は旧暦ですと霜月ですが、そういえば北側の境内にうっすらと霜が降りました。
本格的に寒くなってきたようです。
御書には文末に恐々謹言とありますが、これは今でいうところの結語にあたります。
御書には、恐々謹言や恐恐謹言、恐々、恐恐などがでてきますが、その中に、恐惶謹言もあります。
今まであまり深く考えていなかったのですが、なにか違いはあるのかと調べてみました。
まだはっきりしたことはわからないのですが、鎌倉時代に書かれた手紙においては、恐々謹言より恐惶謹言の方が上位の人に送る手紙の結語として使われていたようです。
恐惶謹言は、太田さんや曾谷さんの書状に見えますが、宗祖は使い分けていらっしゃったのでしょうか。
またなにか分かればこちらで書きたいと思います。
歴史を学ぶときには地図帳を買いなさい
というのが高校の歴史の先生のアドバイスでした。
大変尊敬する先生で、世界史の先生でしたが、地図帳を書きなさい、それから
自分で年表を作りなさい
というのが勉強の仕方として教えてくれたことでした。
これは受験のためというよりは歴史を学ぶために必要な勉強法でした。
ですので、日本史のことを学ぶときも日本の地図帳を横に置いて学ぶようにしています。
地図帳はいろいろなものが出ていて、気に入ったものを使うとよいと思います。
地名が出てくると地図帳で調べていくと、言葉ではなく、歴史を空間的に理解できると思います。
もちろん地図アプリなどを使用してもよいと思います。
私はどうしても地図は地図帳が見やすい昔人間です。
この時期、移動をすると紅葉が綺麗ですが、今年の紅葉はあまり綺麗ではないように見えます。
温かい時期も長い久しぶりの秋らしい秋と思っていましたし、その分紅葉もキレイかなと思っていました。
でも、何だか紅葉がくすんで見えるようです。
もしかして猛暑の影響でしょうか?
調べてみましたが影響があるという意見と影響はないという意見がありました。
ただ紅葉は葉っぱに影響が出ているようです。
夏の暑さには木々もまいったのでしょう。
人間も思わぬ形で疲れが出るかもしれません。
心身に異変に気付いてあげて下さい。
御書や法華経を、仏教の経典などを解釈していくのはむずかしいことだといつも思います。
こちらの先入観があったりすると、ずいぶん偏った解釈になったり、無理矢理自分の理解に引きつけてしまようなことにもなりかねません。
以前に先輩僧侶からも言われましたが、
ときに解釈がうまくいかないときは、そこは無理に解釈しないで保留にする勇気も必要だ
と教えてもらいました。
それほど慎重に理解や解釈していかないと、すぐに自分が先に出てこようとするので困ります。。
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銀杏がいっぱい採れました。
まだまだ採れそうです。
臭いは……、想像の通りです。。
境内の一部に土留めの代わりにリュウノヒゲを植えているのですが、それが思っている以上に増えてしまっていました。
あまり増えすぎると収拾がつかなくなるので、定期的に掘り返しています。
ということで、なかなか手が付けられなかったのですが、今のうちにやっておかないと大変な事になるので、掘り返しの作業をしました。
作業としては簡単なもので、リュウノヒゲを一部残して土を返していきます。
できました。とりあえずこれで様子を見ます。
このホームページを御覧になっている方から、
よく穴掘りをしていますね
とお声かけをいただいたことがあります。
そうなんです。法眼寺穴掘り係です(笑)
このホームページはwordpressで作成していますが、最近はどのようなツールで作成しているのだろうと調べてみました。
やはり主流はwordpressのようで、その他にもwix.comなどがあるようです。
wordpressにしても自分が作成した頃からみるととても手軽に作成できるみたいなので、とっつきやすくなっていることはとても良いと思いました。
実際このホームページをどうやって作ったかということもなかなか思い出せないので、少しデザインを変えようかとは思うのですが、下手に変えて動かなくなったら困るし…、というデジタルなのにものすごいアナログ的なことを思っていたりまします。
でもこういうデジタルなのにアナログ的なことってあるようで、アプリ同士の相性があるから、電源を入れる順番や、アプリを立ち上げる順番が決まっていたりします…という話は良く聞きます。
まじないみたいなものです!
なんて笑いながら仰ったりしていたりするので、コンピューターは高性能になりますが、人間の工夫というのはやっぱり必要なようです。
※今日の一枚は画像が上手くアップロードできないのでお休みします。
今日は誓願題目講を奉修しました。
御会式に引き続き御参詣本当に有り難く思う次第です。
約1時間の唱題でしたが、今日はあっという間に時間が過ぎたように感じました。
参詣者一同熱のこもった唱題で、御会式を通して、気持ち新たに信行増進をはかられているのだと感じました。
お題目講終了後、今日は皆で布草履作りをしました。
捨ててしまうような布を集めて草履を作ります。
要領はわら草履と一緒で、なかには小さいときに作ったことがあるから、やってみると思い出すはず、ということで取り組まれる方もいらっしゃいます。
実際やってみると手が思い出すのか、なかなかの手際です。
こうやって皆で作業ができるのもとても楽しい時間です。
先日あるお子さんから
地球が爆発したらどうしよう?
と質問されました。
宇宙の本を読んで、地球がいつか爆発することを知ったようです。
まだ時間の概念も分からないくらいの年齢なので、地球が爆発するのが随分、いや大変に先のことは理解が出来ないようでした。
でも、こういう不安に感じるようなことは大人でもあったりします。
地球だってこのまま汚していけば、爆発しないまでも生き物が住めないものなってしまうかもしれない。
自分が生きている間は大丈夫…ということでもありません。
次世代のことを考えたら、随分先や大変先は、そんなに先のこととも思えなくなります。
でもこういう不安があるからこそ、失うことやいつか消えていくとを知り、だからこそ私たちは人や物を大切に出来ることを知るのだと思います。
不安に感じたときは、何かを大切にしなさいとお知らせしてくれているのかもしれません。
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