Monthly Archives: 3月 2017

春季彼岸会法要

本年も、19日20日に春季彼岸会法要が厳粛かつ如法に奉修されました。
また本日は、誓願題目講も奉修されました。

多くのご家族連れの御参詣を賜り、誠に有難く思う次第です。

《法話》

仏教に出てくる花についてお話しました。
曼陀羅華と曼殊沙華、桜、そして蓮華です。

蓮華の花は泥の中から咲きます。
私たちが生きる世の中も、私たちの心も泥のようなもの。
しかし、そのような泥の中にも蓮華のように美しい花を咲かせることができる。
これが法華経の教えです。

今を希望をもって生きるあなたを、大聖人様はいつも見守ってくれています。

《一言》

暖かくなったり寒くなったりが続いています。
そのような中でも、少しつづ花芽などが芽吹いています。

新緑の時期が楽しみです。

お彼岸では、いつもオハギを手作りして、お供えし、
御参詣の皆様にお持ち帰りいただいています。
(上の写真がそのオハギです。)
下手くそなものなのですが、
思った以上に喜んでもらえるので、こちらも喜んで
作っています。
ご先祖様を思いながら召し上がっていただければ幸いです。

 

お言葉42「信じぬけるか?」

いつわりをろかにて或時は信じ或時はやぶる
『新尼御前御返事』

人は、信じるものを見つけても、
自らの心の弱さによって、
疑い、蔑み、自らの過失の責任を押し付けてしまう。

そして、信じるものから見離され、
信じるものの大切さを知ることになる。

信じることをやめてはならない。

いつわりをろかにて或時は信じ或時はやぶる
『新尼御前御返事』

 

お言葉41「他人のため、我がため」

昨日は人の上、今日は我が身の上なり。
『寂日房御書』

他のために行ったことは
自分に巡ってくる。

良いことも悪いことも。

他と向き合うということは、自分と向き合うということ。

昨日は人の上、今日は我が身の上なり。
『寂日房御書』

3月度御講

昨日、13時より、3月度の御報恩御講が奉修されました。
春らしい気持ちの良い天候の中、皆様と御報恩の読経唱題に
勤めることができ、本当に有難く思う次第です。

《法話》

日興上人の御一生より、御本尊を厳護された日興上人のお姿についてお話しました。
御本尊に迷うということはとても悲しいことです。
私たちの門流は、定まった本尊観があり、その礎となったのが、
宗祖の教えを余すところなく受け継がれ、まだ次世代へと伝え残すため、
全てをかけられた日興上人がおられたからです。

御本尊が今眼前にあることを当たり前とは思わないで、
大切に大切に拝し、また次の世代へ確かに伝えてまいりましょう。

《一言》

昼間は本当に暖かくなってきました。
大きな声でお題目を唱えていると少し汗ばむほどです。
しかし、朝晩は冷え込みは厳しいですね。
気を抜かないように精進してまいりましょう。

 

丸六年。

東日本大震災から丸六年。

過ぎ去る日々の早さを感じます。
未だに何を述べて良いのかわからなくなって、
その心のまま、御本尊様の前に座って手を合わせています。

復旧から復興へ。
被災者をいつまで被災者と呼ぶのか。

時が経つにつれ、向かい合わなければいけないことは、
増えていると思います。

被災した子どもをいじめてしまう子ども。
それを促す親。
それを止めようとしない教育者。

日本は震災から何を学んだのでしょうか。

直接被災した人間ではなくとも、やはり震災を語っていかなければならないと、
強く感じます。

人心の乱れはとどまるところを知りません。
真実の教えによって、心を正していかなければなりません。

御講では、追善法要を合わせて奉修致します。

物故者への御回向を申し上げさせていただきます。
そして、復興支援への誓いを新たにいたします。

 

雑記

時折お寺の境内地で遊ぶ子どもの姿を見ます。
小さいお子様とお母様の楽しげな声を聞くと気持ちが明るくなります。

今日は朝から天気が良かったので、
入り口にある石碑の周りを掃除していました。
そういえば、昨日小さいお子様が石碑の周りで遊んでいました。

ふと気がつくと、石碑に。

IMG_1333

あれ?

IMG_1334

お供えでしょうか?(笑)

三月度御経日

昨日、10時と18時より三月度の御経日が奉修されました。
朝は冷え込みが厳しかったのですが、
深信の御参詣を賜り、先祖諸精霊の供養を申し上げることができまして、
誠に有難く思う次第です。

《法話 女性と御書》

今回は、日妙聖人御書を取り上げました。
鎌倉から佐渡まで、当時の時代背景から考えても、
大変な旅程であったと思いますが、大聖人様のもとへ尋ねられた
ご信心には感服致します。

当時の女性は社会的な抑圧や、宗教上の差別にも負けず、
実際問題として成仏というものを自主的かつ自発的に求めていました。

現代の仏教は形骸化してしまっていますが、
本来の信仰のあり方としては、成仏を真に目指すということが、
大切です。

日妙聖人の姿勢を拝しますと、そのことをまじまじと感じさせます。
聖人に負けずに、成仏を目指し精進いたしましょう。

《一言》

日差しが暖かくなってまいりました。
その分朝の冷え込みが厳しいようです。
皆様十分に体を大事にしてください。