Monthly Archives: 9月 2020

お言葉81「とぶらう」

ねんごろにごせ(後世)をとぶらはせ給ひ候へば、
いくそばくうれしくおはしますらん。
『持妙尼御前御返事』(妙心尼御前御返事)

【意味】丁寧に入道殿(持妙尼の夫)の後世をとぶらわれましたならば、
故入道殿もどれほど嬉しく思われていることでしょう。

今の時代、法事の意味が変わってしまっている。
都合があるから、忙しいから、遠いから、わずらわしいから。
心が無い。
故人をとぶらうこと。
ただただ故人を想うこと。
そこに法事がある。

ねんごろにごせ(後世)をとぶらはせ給ひ候へば、
いくそばくうれしくおはしますらん。
『持妙尼御前御返事』(妙心尼御前御返事)

雑記

台風の通過ごとに少しずつ涼しくなっています。

異常な暑さが続いていましたので、
昨日短い時間ですがざーっと雨が降ってくれたときには、
本当に心の底から嬉しく思いました。
子どものように、
「雨だ!雨だ!」
と騒いでしまいました。

とはいえ、台風は甘く見るとと痛い目に合いますので、
皆様十分すぎるくらいに気をつけて下さい。

ところで、コロナ禍で定例の行事での法話は出来なくなりました。
短い時間で簡単な挨拶として法話を少ししていますが、
今までのような法話ではありません。

その代わりに法話の形式のような形でプリントにまとめて、
そちらを配布させていただいております。
それがこちらが思っている以上に皆様に好評で、
じっくり読み返すことができるの良かったとのご意見を
頂いています。

自分としては、もともと法話の際には台本(講本)を用意しているので、
そちらを配布プリントにまとめて掲載しているので、
特別なことをしている感覚はありませんが、
参詣者の皆様にとっては新鮮な受け止め方をしてくれています。

今のところ、ホームページへの掲載は予定しておりませんが、
当山信徒の皆様にはお声かけいただければ、お渡しできますので、
気軽にお声かけ下さい。