気付けば五月ももう終わりです。
今日は梅雨入りしてから最初の晴れ間がでて、だいぶ蒸し暑さがあります。
ところで、五月は「さつき」とよみますが、この「さ」はさおとめなどにつく「さ」と同じで、さの神であるという話を聞いたことがありました。
わりと長年そういう理解でいたもので、ここでも「さの神」について書こうと思っていましたが、調べて見ると別の見解もあるようです。
https://tenki.jp/suppl/kous4/2020/05/01/29805.html#:~:text=賽の神は、イザナギ,名でも知られます%E3%80%82
読んでみるとなるほどなと思うところも多くありました。
昔の理解で留まっていると偏った理解になってしまうなと考えさせられました。
昨日より梅雨入りをしたそうです。
例年より一週間くらい早い様子です。
鎌倉時代の梅雨はどんな感じだったのでしょうか。
以前にも書きましたが、鎌倉時代は中世温暖期と呼ばれて、意外に暖かかったという見解もあります。
そうすると長雨や豪雨もきっと多かったでしょうか、大変だったのではないでしょうか。
梅雨と似た言葉で五月雨があります。
梅雨は期間。
五月雨は梅雨の時期に降る雨そのもの。
を言うようです。
五月雨は長々と続く雨のようすをあらわしています。
「さみだれ」という語感がなんともダラダラしていて日本語の言霊を感じます。
先日のブラタモリで屋久島のことについて紹介していました。
その中で屋久杉という杉の特徴にとても考えさせられるものがありました。
屋久島は土壌がやせていることもあって、本来であれば杉は大きく育ちにくい。
しかし、屋久杉は屋久島の特有な環境に合わせて、
非常にゆっくりと育つ
ことで、大きく、また質の良い木に育つということでした。
特にゆっくり育つことが結果的に屋久杉特有の性質をもたらすというのがなるほどと思わせる部分でした。
最近、学生さんたちも学生時分からスキルアップを求められる時代になりました。
いわゆる即戦力として会社が学生に期待するようです。
現在の離職率の高さなどを考えると、会社や社会の言い分もわからないことはないのですが、こういった即戦力という言葉に一種の脆さも感じてしまいます。
ゆっくり育つ、ゆっくり育てることで、時代に影響されない見識を育んでいくこともできるのではないかと思いました。
寺院に関することではない内容が続きますが、ご了承ください。
最近天候が不順なことが多く、わりと強い風が吹いたりします。
冬の間に植物を育てるように温室を作っているのですが、簡単な作りのためにちょっとした風でも壊れてしまいます。
テープを貼ったり釘を打ったりネジを打ち込んだりしても、しょっちゅう壊れます。
今回、防水タイプのテープを発見したので、とりあえずこちらで補修してみました。
どれくらいもつでしょうか。
まぁ、何事もトライしてみないとわかりません…、というのは愚人の発言ですね(笑)
最初っからちゃんと作っておかないから、補修ばっかりしなければなりません。
これくらいでいいやということをすると、いつも後始末に追われます。。
お寺で草抜きをするときに、総代さんが使っている熊手がとても使いやすいので、自分でも買い求めました。
このタイプのレーキです。伸縮タイプでとっても便利。
特に私の買い求めたのは近くのホームセンターで、レーキの先が丸まっていないタイプです。
石や草にしっかりひっかかってくれるので、ものすごく捗ります。
今は良い道具がありますね。
昨日に引き続き仏教でいうところの悪人は五逆をおかすものであるともいわれています。
五逆は五逆罪ともいって、小乗の五逆や大乗の五逆などいつくか説がありますが、
父を殺し、
母を殺し、
阿羅漢を殺し、
仏身より血を出し、
和合僧を破る
の五つの罪が有名です。
ここでも殺害の罪に並んで破和合僧、つまり集団を乱すものに対して厳しく相対する姿がみえます。
これは決して全体主義をすすめているのではなく、意味も無く集団を惑わす行為を戒めているのです。
修行というのは一人ではできませんから、集団となることが不可欠です。しかし集団には良い面と悪い面があります。
ですから仏教では集団における訓戒というのが多くあり、この破和合僧なども五逆の中でも最も善くないものであるとされるのです。
仏教で悪人を指すとき、十悪や五逆を犯す者をその特徴とします。
十悪は、
(1)殺生
(2)偸盗
(3)邪淫
(4)妄語
(5)綺語
(6)悪口
(7)両舌
(8)貪欲
(9)瞋恚
(10)愚痴
の十種類です。
一つ一つの項目に深い意味があって、なるほどなと思わせるものばかりです。
殺生や盗みはもちろん悪いことですが、今の人は悪口をあんまり悪いことだと思っていない節があります。
もちろん現代でも名誉毀損と言った形で悪口を罪に問うことはできますが。それにしても悪口くらいいいであろうと思っています。
でもこの十悪はその罪の軽重が語られているわけではありません。
どれも重い悪と捉えるようです。
そう考えると現代社会においても両舌や悪口の罪の重さをもう一度見直すべきではないかと思うのです。
境内ではよくセキレイが飛んできます。
このセキレイ、セグロセキレイとハクセキレイがいて、場所によってどちらかがいるようなのです。
たぶんセグロセキレイで間違いないと思うのですが、鳴き声に違いがあるとのことで調べてみました。
セグロセキレイの鳴き声
ハクセキレイの鳴き声
えーっと…、違いがわかりません。
なんとなく違うような、違わないような。
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