お陰様という言葉は本当に良い言葉だと思います。
今日、寺報などをある家庭にお持ちしたら、その家の若い御信徒が、何気ない会話の中で、
大聖人様のお陰です
と仰いました。とってもよく頑張る方で、自分が頑張ったからと思っても不思議でもないし、何の悪いこともないと思います。
でもお陰様と言える心が素晴らしいと思いました。
お寺に来られた業者さんが心遣いをしてくれて、申し訳ないということを伝えると、
お寺さんのお陰様です
と言ってくれることもあります。物品の取引を超えた心のやり取りがあると感じます。
三毒について以前からご質問があり、現在動画を作成するための準備をしています。
三毒は私たちの内面に抱える三つの象徴的な愚を示しています。
貪・瞋・痴の言葉の意味を説明するのは簡単ですが、自分の三毒に向かい合うという意味ではとても難しいものだと実感します。
たとえば瞋りに関して、減劫御書では瞋恚を慈悲観で治すと示されていますが、その前段には三毒強盛な我等は慈悲観のような行でかえって三毒をさらに強めてしまうとも御教示です。
安易に三毒を除くなどということは言えないわけで、いずれにしても、まずはしっかりと自身の三毒に向かい合うことが大事なのではないでしょうか。
今日の雨はとてもすごかったです。
この時期にこのような雨はあまり経験がないので、驚きました。
最近の雨は降り方が違うように感じてしまいます。
以前に、気候変動は人間の短いスパンで考えてはいけないというような意見も見ましたが、それにしても数十年前とは大違いに感じます。
自然は侮ってはいけないので、気を付けすぎるくらいに気を付けてください。
本の紹介が続きます。
日本近世史入門ようこそ研究の世界へ!上野大輔・清水光明・三ツ松誠・吉村雅美 編
図書館で手に取ったのですが、日本近世史に関してわりと若い学者さんたちが論述してくれています。
言及がわりと新鮮な感じがあって、楽しく読めます。
また入門書と言うこともあって、論文の書き方や役に立つ資料の紹介など、学術書っぽくない感じもあって、興味のある方は気軽に読めるのではないかと思います。
よろしければ手に取ってみてください。
本の紹介です。
生き物の死にざま 著稲垣 栄洋
有名な書籍のようですが、今回はじめて読みました。
生き物の死んでいく様は、ただ可哀想だけは言い切れいないものがあることを以前か思っていました。
この本では、そういった言い切れない部分をある意味情感たっぷりに語ってくれています。
こういう見方もあるのかなと思えるものがありますので、よろしければ手に取ってみて下さい。
勤行をできるできないは、忙しいか忙しくないかに関わらない…
ということを御信徒に皆様とお話ししているとよく思います。
たしかに現実的な時間がなければ勤行は出来ないのですが、では時間があるからするのかといえば、そうではないようで、時間がなくて、忙しくて大変だろうと思う方でも、時間を作っては勤行をされています。
数名の御信徒と話しているときに、ある方が、
「誰かに見てもらっていないと勤行できないわー」
といいました。すると別の方が、
「御本尊様見とるよ」
と仰いました。
聞いていた全員がハッとしていました。
鳥の話題ばかりで申し訳ないのですが、お隣の田んぼに居着いたケリが、最近草抜きをしているとけたたましい鳴き声をあげながら、頭上を飛び回るようになりました。
なんでだろうかと思っていたのですが、調べると、どうもケリは田んぼに巣を作るようです。
https://www.city.koga.fukuoka.jp/blog/item/1260
もう巣を作っているのか、これから作るのかは分かりませんが、近づくと警戒して鳴いているようなのです。
水を張ったらどうなるのかなと思うのですが、リンクを見ていただくと分かるのですが、水面に上手に巣を作るようです。
ということは当分そちらにいらっしゃるようです。
ケリは地域によっては絶滅危惧種にも指定されているようで、今となっては住む環境が無く、貴重な鳥のようです。
本日は誓願題目講を奉修しました。
大聖人様は、
私たちは穢土に住んでいるけれども、心は浄土にある
と仰せです。
では、どのようなときに浄土を観じることができるのかといえば、お題目を唱えているときがその一つです。
雑念がわく中でも、お題目を唱えていると、心が定まるときがあり、そういうとき大変に有難い気持ちになります。
その有り難さに少なからず浄土を観じることができるのではないかと思います。
暑さに負けずに唱題行に励んでいきたいと思います。
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誓願題目講に先立ち、布ゾウリ作りも行いました。
みんなで和気藹々と楽しく作業ができました。
来月も行う予定です。
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