平成31年度、春季彼岸会法要が21日、24日に奉修されました。
願い出の有りました御塔婆を建立、謹んで先祖諸聖霊の御回向を申し上げました。
《法話》
豊かさとはなにか?として、お話をさせていただきました。
平成が終わろうとしています。
昭和と平成を一括りにしてみると、戦前戦後という流れがあります。
特に戦後すぐと現代を比べると物質的に豊かになりました。
しかし、人はどこか不安を抱えています。
なぜかといえば、三毒が強盛だから。むさぼり、いかり、ぐちの三毒です。
三毒は身の内側から湧き出でるもの。
つまり三毒を上手に整えることが大事です。
少欲知足です。
無欲になれといっているのではありません。
欲を少なく、足るを知る。
結局は、モノの豊かさよりもココロの豊かさです。
では、ココロの豊かさは何が育んでくれるのか?
それは、信心です。
お題目を唱えて心豊かに生きていけるように精進してまいりましょう。
《一言》
なんだか寒い。
ホッとするのはまだ早いのか。
そう言っているとすぐに暑くなったりするんですよね。
桜が咲きました!
3月度の御報恩御講を奉修しました。
足元の悪い中、深心の御参詣を賜り、
誠にありがたく思う次第です。
今月も宗祖大聖人様へ御報恩を申し上げることができました。
《法話》
今月は『四条金吾許御文』を取り上げました。
当門流における謗法厳誡、神天上法門について皆様と考えました。
世間には様々な宗派がある。
様々な神様がおられる。
なんでこんなにたくさんあるのか?何を拝めばよいのか?
これらの疑問に大聖人様はお題目をもって答えられました。
法華経を信受すれば、諸天善神は行者のいただきにやどる。
正直の頭にやどる。
と仰せです。
私たちの近いところで守ってくださる。
正直ってなんだろう?
正直とは素直ということではないでしょうか。
我見を捨てて、仏様の教えを素直に受け止める、
そういう信仰者でありたいと思います。
《一言》
雨が降ると寒いですが、
晴れると春がぐっと近づいてきます。
木々の芽吹きが嬉しいです。
教主釈尊の出世の本懐は人の振舞ひにて候ひけるぞ。
『崇峻天皇御書』
仏様のご本意は一人間が如何に振る舞われるかにある。
教えを学び、教えを語るなら、振舞いに表さなければならない。
心は行いに現れる、行いが心を正していく。
教主釈尊の出世の本懐は人の振舞ひにて候ひけるぞ。
『崇峻天皇御書』
本日、10時と18時より3月度の御経日が奉修されました。
昨日までの天気から一転して春らしい日差しの中、
御参詣の皆様と謹んで先祖諸聖霊の御回向を申し上げさせていただきました。
《法話》
シリーズ女性と御書として、『窪尼御前御返事』をお話しました。
「袋が汚いからといって中の黄金を捨ててはならない」
というご教導示される御書です。
素晴らしい人間になりたい、立派に生きたい、
とは思うけれどもなかなかそうはなれません。
むしろ自分を省みれば省みるほど、
情けなくて愚かだなと思う。
ただし私たちがたとえ愚かでも、
信ずるところの教えは本当に有難い。
そのことを大切にしなければなりません。
愚かな私たちを導いてくれるのが南無妙法蓮華経なのです。
《一言》
今日は本当に気持ちの良い日でした。
冬は嫌いではありませんが、
春はやっぱり待ち遠しいです。
最近のご意見