昨日は寺院清掃を行いました。
皆様には本当にありがとうございました。
清掃終了後はいつもお茶を飲みながら、歓談をいたします。
話題はいろいろで、時には法門に真に迫るようなこともあって、非常に有意義な時間となります。
法門というのは学ぶことはとても大事ですが、しかし、学んだ結果にとらわれてしまうと信心が曲がってしまうことになります。
学ぶからこそ未熟で有る事、謙虚になる姿勢をたもたなければ、結局増上慢になってしまいます。
知ることは、知らないことを知ることで合って、知ったことをひけらかしたり、知ったことでえらくなるわけでもありません。
世間ではそうなのかもしれませんが、こと仏法においては違うのです。
https://www.gei-shin.co.jp/books/isbn978-4-87586-494-3/
こちらの本の先生の名前が
啐啄
です。
啐啄は
ヒナが卵から生まれる時、まず内側からカラをつつき、このことを「啐」と言います。答えな親鳥が外からカラをたたくこと「啄」と言い、両者が応じてこそヒナは無事に生まれるため、これを機に教育に転じて、先生と生徒の良好な関係になぞらえます。
上掲書5ページ
という意味です。
いい言葉だなとおもいました。
………
今日は昼からすごい雨になりました。
雷も轟轟響いていました。
秋は天候が変わりやすいですね。
11月に入ると七五三があります。
七五三は地域のよってもいろいろな風習があったようで画一的になったのは、かなり最近のことのようです。
昔は、三歳、五歳、七歳を無事に迎えることが大変に難しかったから、その節目節目でお祝いをしていたといわれています。
それだけ、子どもが健やかに成長することが難しい時代だったのですね。
それにしても七五三の話題が早すぎではないか?
と思われるかもしれません。
最近は写真撮影などの影響もあって、11月に七五三を行われる方はめっきり少なくなりました。
10月、9月、予約をするのを忘れていたので12月(笑)なんてこともあります。
寺院でもそれぞれの状況に応じて対応していますので、気軽にご相談ください。
十二支は子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥です。
この十二という数、時計も、月も十二なのですが、確か十二は割り切れる数が多いという理由で十二進法が使われるようになったと思います。
でも、その起源は古代エジプトであったと思います。
十二支は中国だと思うので、当時から世界共通として使われていたのでしょうか。
こういう文化と数字の関係って調べるととても面白いですね。
こちらの記事が目にとまりました。
https://www.asahi.com/articles/ASRBQ5D70RBBOXIE005.html
以前から指摘されている問題ですが、実数としてもかなり増加してきています。
実際には様々な状況から公が負担することが考えられるので、一方向からの社会問題として扱うことはできないと思います。
孤立化していく人間社会。
つながりを持ちたがらない社会。
こういった私たちの身近にある人間関係の変化が多くの課題を生み出していることをもう一度考え直さなければならないと思います。
昨日は題目講とお花づくりでした。
御会式も近づいてきまして、御宝前を荘厳するお花を皆さんと一緒に作っています。
一つ一つ手作りで出来ていく花は、手作りらしくそれぞれ味のある姿になります。
その花々が集まって飾られる御宝前は、とても美しい姿となります。
御会式の時期は楽しみが多くて嬉しくなります。
落語の中でもお題目の話はでてきますが、有名なところでいうと
鰍沢
があります。
鰍沢といえば、日興上人の出生地ともされる場所で、なんとなく親近感もわきます。
三遊亭円朝が作り出した話とされています。
円朝は明治に活躍した落語家で、名人の誉れを十分にあつめてもまだ足りないほどの噺家です。
有名な逸話に、この鰍沢は雪のシーンではじまりますが、真夏にこの話をかけると客の団扇の仰ぐのが止まったといわれるほどです。
どこかでこの鰍沢を読めないかと思っていましたが、なんと青空文庫にありました。
作成して下さった方に感謝です。
下記にリンクをはります。
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