本年も、秋季彼岸会法要が厳粛に奉修されました。
ぐずついた天気が続く中、大勢の御参詣を賜り、
ともどもに追善回向をできましたこと、誠にありがたく思う次第です。
また、打ち続く災害の物故者の御塔婆を建立し、
重ねての御回向を参詣者一同で行いました。
《法話》
今回は痛みに関してお話しました。
肉体の痛みと同じように、心も傷つき痛み苦しみます。
しかし、肉体と違うのは心の場合、傷が治っていく過程がみえません。
そのために治っていないに無理をしてしまったりして傷を深めることもあります。
ですから、毎日手を合わせて心を整えていくことが大切です。
また、人生は困難なことが何度も続くことが多いです。
そういった苦難を迎えたときにどう過ごすべきか?
四条金吾殿御返事から大聖人様の御教示をご紹介しました。
「苦しいことは苦しい、楽しいことは楽しいとそのままに受け止め、
お題目を唱えていきなさい」
世の中のどんなことより、お題目を唱えることによって得られる功徳の方が素晴らしい。
そこに立ち戻ることを忘れなければ、人生の荒波も必ず超えていけるでしょう。
《一言》
彼岸花が咲きました。
今年の夏はいろいろなことがありましたから、季節が巡ってくれることが本当に嬉しいですね。
急に涼しくなりましたから、皆様体調には十分に気をつけてください。
今月も、1日の10時と18時に御経日が奉修されました。
御参詣の皆様には暑さが残る中、ともどもに追善回向でき、
本当にありがたく思う次第です。
《法話》
シリーズ「女性と御書」として、一谷入道女房に与えた御書をお話しました。
大聖人様の人間らしい苦悩の中に、
私達の側にあって、ともどもに悩み苦しみ笑い喜んでくれる、
末法の御本仏の慈悲の姿を拝することができる御書です。
また、当時の混乱した時代の細かな描写もある御書ですので、
ぜひ一度御拝読いただきたいと思います。
《一言》
暑さが落ち着いてきました。
今年はあんまりにも暑かったので、
なんだか暑さが名残惜しく感じる…、
自分の愚かさに情けなくなります。
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