いろいろな講義などを聞いているといつも思うのですが、講義以上に質疑応答の時間での発言が勉強になります。
講義者も質疑応答のときには、講義のときのように用意していたものを読むのではないので、時折言葉に詰まったりすることもありますが、逆に言葉を尽くして回答してくれることで、とても理解が深まったりするからです。
自分が思っていたような質問であったり、思ってもいないような質問があったりもするので、ぜひ講義のときには質疑応答の時間をたっぷりとって欲しいなと思います。
講義者は大変だと思いますが。
昔、どこかの先生が、
「良い質問が講義を盛り上げるから、講義者よりもその内容をよく理解している質問者がいると最高の講義になるんだよ」
というようなことを言ってました。
まるで、法華経に出てくる対告者のようだと感じたのを覚えています。
本日は宗旨建立会を奉修しました。
気温がぐんぐん上がり、夏を思わせるような気候になるなか、御参詣の皆様と謹んで御報恩の読経唱題に励むことができました。
深信の御参詣誠にありがとうございました。
法話では宗旨建立の意義と、法を守り伝えることについてお話ししました。
一代五時鶏図〔本満寺本〕も取り上げ、大聖人様が図示しながら門下を教育されていった様子についても述べました。
大聖人様は依法不依人を大事とされました。
法に依て人に依らざれの精神は御生涯をかけて貫かれた精神です。
私たちもその法を学び、法を伝えていく姿勢を忘れてはいけません。
宗旨建立がなければ、今の私たちがお題目を唱えることができなかったことを思うと、この一日がとても意義深い一日であることを実感していただけるのではないでしょうか。
本日は寺院清掃でした。
毎月月末に行っていますが、今回は祝日なども重なるため本日に行いました。
雨の降る中、参加いただいた皆様には本当にありがとうございました。
いつもは手の届かないところも掃除をしていただけるので本当に有難いことです。
また終りましてから、お茶を飲みながら雑談をしました。
明治期以降の日蓮主義ともよばれる思想がどのようなものであったのかなども話し合われました。
一つの事象は、いきなり出現するのではなく、様々な影響下にあって生じてきます。
私たちは戦前と戦後や、江戸と明治などで線を引いて考えがちですが、歴史は繋がっているということを意識して、少しずつ遡って見ていくと、意外なところに原因の一つを見つけたりします。
さらに、思っていることや考えていることを話し合う中で、意外な視点に気付くこともあります。
歴史認識は単純な原因結果で語られてしまうことが多いのですが、様々な要因を様々な視点で見ていくことで、歴史に対する公平な理解もできるのではないかと思います。
本日、ようやくトマトの苗を植えました。
今年は天候不順が続いて、徳に2月後半からの急な冷え込みで苗が全く育たず、例年に比べると二週間近く遅い植え付けになりました。
また、大玉トマトの方は、まだ一段目の花も付けていない様子です。
今年はとても暑くなるようですが、順調に育ってくれればと思っています。
出来上がったトマトはお供えして、参詣者への御供物にしたりしています。
無量義経の冒頭部分に出てくる修行者の中に、阿若憍陳如の名前があって、この人は、釈尊の父である淨飯王にいわれ、出家した釈尊とともに難行苦行を始めます。
いわゆる五比丘の一人とされる人です。
五比丘は、釈尊と難行苦行を共にし、その行を離れた釈尊を最初は卑下します。
その後、釈尊が菩提樹下で成道して最初の説法で、難行苦行に悟りがないことを知り、釈尊に帰依しました。
いろいろと辞書をめくってみると様々な姿が見えてきて大変に面白い方々です。
今日、御信徒と話をする中で「そわ」というものを教えていただきました。
そわは、海の中でも満潮の折に岩が隠れるようなところで、その上を船が通ると座礁してしまうような場所のことをいうそうです。
それで字を調べてみたところ、
岨
という字を書くようで、その他の読みとしては、
そば
とも読むらしく、四国水族館のページには、
隠れ岩」とは海面下に潜む岩礁のことで、四国では「瀬」、「根」、「碆(ハエ)」「沚(シ)」「ソワイ」「ソワ」とも呼ばれます。船の往来に危険をおよぼすこともありますが、格好の漁場でもあります。水中をのぞいてみると、海藻や岩の隙間に棲みつく様々な小動物を狙って、周囲の景観に擬態した魚が待ち伏せをしています。のんびりと動かない様子とは裏腹に、エサが目の前に現れると目にも止まらぬ速さで飲み込んでしまいます。
https://shikoku-aquarium.jp/kannai/exhibition/pacific/000048/
とありました。
以前紹介した「哲学と宗教全史」ですが、
https://www.amazon.co.jp/哲学と宗教全史-出口-治明/dp/4478101876
その中で、「むすんでひらいて」の曲がルソーの作曲だと書いてありました。
キリスト教の賛美歌として歌われていたメロディーに様々な歌詞がつけられた後、戦後に小学校の一年生の教科書で初掲載となったそうです。
その「むすんでひらいて」の作詞家は…わからないそうです。
遠く異国のルソーの作曲であることはわかっているのに、戦後の作詞が誰かわからないなんて不思議ですね。
本日は誓願題目講を奉修しました。
昨日の総会に引き続き、共々に唱題行をつとめることができまして、本当に有難く思った次第です。
今日は梅雨のように蒸し暑い一日でしたが、汗をかきながらしっかり唱題行をつとめることができました。
また、今日は布ゾウリ作りもしました。
使わなくなったTシャツや布などをつかってゾウリを作ります。
和気藹々といろいろな対話をしながら、
楽しい時間となりました。
履き心地もよいし、古い物を活用できます。
来月も行なう予定です。
本日は法華講総会が開催されました。
雨の中の総会となりましたが、皆様ととても有意義な時間を過ごすことができました。
勉強になることや、聞いて良かったこと、話せて良かったことに溢れた総会でした。
詳しい内容は寺報にて掲載する予定です。
諸準備にご尽力された皆様と本当にお疲れ様でした。
今から来年の総会が楽しみです。
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