Monthly Archives: 10月 2018

お言葉63「世間を案ずる」

世間の事を案ずるも、猶心をしづめざれば意得難し。
『色心二法抄』

世の中で起こることを偏見なしに見ることは難しい。
結果的に導き出された答えも偏ったものにしかならない。

世間のことを考えるなら、まず心を静めよう。

世間の見え方はずいぶんと変わってくる。

其の故如何となれば、世間の事を案ずるも、猶心をしづめざれば意得難し。
『色心二法抄』

10月度御経日

本日、10時と18時より御経日が奉修されました。
彼岸会に引き続き、多くの参詣を賜り、
共に先祖諸聖霊への御回向を申し上げました。

《法話》
シリーズ女性と御書と題して、
「阿仏房尼御前御返事」に関してお話しました。

このお手紙は、謗法を呵嘖する、つまり正法をどのように護っていくか、
ということが説かれています。
文中に、「ゆるす」「はげます」というお言葉が出てくるように、
正しい信仰を正しく信じていくために、
互いに励まし合って、信心を深めていってほしいと思います。

《ひとこと》
台風一過。
風が強く、雨もたくさん降りました。
また次の台風ができたようです。
寒暖の差も激しいですね。
皆様、くれぐれも体に気をつけてください。