本日、13時より三月度の御報恩御講が奉修されました。
雪がちらつくなか、深信の御参詣を賜り誠に有難く思う次第です。
今日は、法話をせずに、寒行を行いました。
方便品と寿量品を参詣者の皆様とゆっくりと唱へ、
御経の練習をしました。
丁寧に唱えてみると、日頃の癖や誤読に気付くこともあります。
御経は、お題目を唱えるための助行ともいわれ、
唱題の力を発揮させる大事な化儀です。
疎かにせず、大切に取り組んでいただきたいと思います。
《ひとこと》
本日の朝、御信徒と電話をしていると、
「東北の親戚の家で寒さで便器が割れた」
との話を聞きました。
寒さで便器が割れるなんて初めて聞きました。
また冬将軍がやってくるそうです。
今年は将軍様も大忙しですね。
春が待ち遠しいです。
本日、13時より興師会を奉修しました。
第二祖日興上人へ御報恩謝徳申し上げる法要に、
深信の御参詣をいただき、誠に有難く思う次第です。
《法話 禅定》
禅定とは心が平静で安穏なことです。
どちらにも偏らない境地でしょうか。
善と悪、どちらにも傾かない。善と悪の判断がつきにくい、
私たち凡夫にはとてもむずかしいことです。
法華経の信仰は、禅定を含む菩薩の修行を超える功徳があると説かれています。
南無妙法蓮華経を純粋に素直に謙虚に信じことによって、
真の禅定は得ることが出来るのです。
《ひとこと》
日興上人の好物は、芹であったと伝わっています。
そのため興師会は芹御講とも言います。
今日は恒例の芹がゆをお振る舞いしました。
とても素朴な味で、身も心も温まりました。
日興上人のお陰様です。
昨日、10時と18時から2月度の御経日を奉修いたしました。
足元の悪い中、また大変寒さの厳しい中、共々に追善回向することができ、
誠に有難く思う次第です。
《法話 女性と御書》
今回も、シリーズ女性と御書と題して、「上野殿御消息」をお話しました。
こちらは上野殿に与えられた御消息ですが、女性にまつわる御教示がありますので、
お話した次第です。
この御書では、儒教の四つの徳と、仏教の四つの恩が説かれます。
いずれも身につまされる御教示です。
是非御拝読の上、自らの生活に落とし込んでいただきたいと思います。
そして、大聖人様が特に大事にされたことは、
親への恩に報いたいと思うのなら、
自らの成仏は如何にして叶うかを考えなさい、
ということです。
親が子どもに求めるのは、求めなければならないことと言ったほうが良いでしょうか、
それは、子どもが安穏で過ごしてくれること。
その境地を真に手に入れるためには成仏しかないのです。
その成仏は、真実の教えによってこそ叶えられる。
現代の親は、子どもに対して筋違いなことを求めていないでしょうか?
そんなことを考えさせてくれる御消息です。
《ひとこと》
本当に寒い!
明日は節分です。
寒さを吹っ飛ぶ意気込みで「福は内」と豆をまきたいと思います。
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