Monthly Archives: 2月 2018

2月度御報恩御講

本日、13時より三月度の御報恩御講が奉修されました。
雪がちらつくなか、深信の御参詣を賜り誠に有難く思う次第です。

今日は、法話をせずに、寒行を行いました。
方便品と寿量品を参詣者の皆様とゆっくりと唱へ、
御経の練習をしました。

丁寧に唱えてみると、日頃の癖や誤読に気付くこともあります。

御経は、お題目を唱えるための助行ともいわれ、
唱題の力を発揮させる大事な化儀です。
疎かにせず、大切に取り組んでいただきたいと思います。

《ひとこと》

本日の朝、御信徒と電話をしていると、
「東北の親戚の家で寒さで便器が割れた」
との話を聞きました。
寒さで便器が割れるなんて初めて聞きました。
また冬将軍がやってくるそうです。
今年は将軍様も大忙しですね。
春が待ち遠しいです。

 

興師会

本日、13時より興師会を奉修しました。
第二祖日興上人へ御報恩謝徳申し上げる法要に、
深信の御参詣をいただき、誠に有難く思う次第です。

《法話 禅定》

禅定とは心が平静で安穏なことです。
どちらにも偏らない境地でしょうか。
善と悪、どちらにも傾かない。善と悪の判断がつきにくい、
私たち凡夫にはとてもむずかしいことです。

法華経の信仰は、禅定を含む菩薩の修行を超える功徳があると説かれています。

南無妙法蓮華経を純粋に素直に謙虚に信じことによって、
真の禅定は得ることが出来るのです。

《ひとこと》

日興上人の好物は、芹であったと伝わっています。
そのため興師会は芹御講とも言います。
今日は恒例の芹がゆをお振る舞いしました。
とても素朴な味で、身も心も温まりました。
日興上人のお陰様です。

2月度御経日

昨日、10時と18時から2月度の御経日を奉修いたしました。
足元の悪い中、また大変寒さの厳しい中、共々に追善回向することができ、
誠に有難く思う次第です。

《法話 女性と御書》

今回も、シリーズ女性と御書と題して、「上野殿御消息」をお話しました。
こちらは上野殿に与えられた御消息ですが、女性にまつわる御教示がありますので、
お話した次第です。

この御書では、儒教の四つの徳と、仏教の四つの恩が説かれます。
いずれも身につまされる御教示です。
是非御拝読の上、自らの生活に落とし込んでいただきたいと思います。
そして、大聖人様が特に大事にされたことは、
親への恩に報いたいと思うのなら、
自らの成仏は如何にして叶うかを考えなさい、
ということです。

親が子どもに求めるのは、求めなければならないことと言ったほうが良いでしょうか、
それは、子どもが安穏で過ごしてくれること。
その境地を真に手に入れるためには成仏しかないのです。
その成仏は、真実の教えによってこそ叶えられる。

現代の親は、子どもに対して筋違いなことを求めていないでしょうか?
そんなことを考えさせてくれる御消息です。

《ひとこと》

本当に寒い!
明日は節分です。
寒さを吹っ飛ぶ意気込みで「福は内」と豆をまきたいと思います。