此の世界をば娑婆と名づく、娑婆と申すは忍と申す事なり。故に仏をば能忍と名づけたてまつる。
『四恩抄』
欲しいものは手に入らない。
成りたいものにはなれない。
自分の思うようにはならない。
この世は忍。
我慢すること。
だから仏様は、能く我慢できるお方である。
そう考えると、そもそも…、
欲しいものは、そんなに欲しいものではなかったり、
本当に成りたいとは思っていなかったり、
自分の思うようにならないのは、単なるわがままだったり。
此の世界をば娑婆と名づく、娑婆と申すは忍と申す事なり。故に仏をば能忍と名づけたてまつる。
『四恩抄』
本年も、秋季彼岸会法要が、23日24日に奉修されました。
盂蘭盆会に引き続き、御参詣を賜り、共々に先祖供養をできましたこと、
誠に有難く思う次第です。
《法話 過去現在未来》
この度の法話では、過去現在未来の三世についてお話をしました。
大聖人様は、開目抄にて、
心地観経に云く「過去の因を知らんと欲せば、其の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ」等云云。
と御教示になられています。
過去にとらわれ過ぎる時、未来の不安から逃れられない時、
現在に目を向けましょう。
あなたは生きています。
それだけで十分なのです。
そして、勇気を仏様から頂いて、未来に向かっていきましょう。
お題目は必ず未来に光を差し込んでくれるでしょう。
《一言》
とても涼しくなってきてました。
今年はきれいな紅葉がみれそうです。
季節の変わり目、体調には十分に気をつけて下さい。
昨日、13時より9月度の御報恩御講が奉修されました。
参詣者共々に、宗祖日蓮大聖人様へ御報恩の読経唱題ができましたこと、
誠に有難く思う次第です。
《法話》
シリーズ女性と御書と題して、「新尼御前御返事」に関してお話をしました。
信心深い新尼御前。
いつまでたっても信心が定まらない大尼御前。
その対比が際立ちます。
大聖人様のご教導には、衆生を導かんがための厳しさがあります。
その厳しさを御本尊様の中に見ることは、
健全な信心を保つために大切なあり方です。
信心の筋目を忘れないためにも、
ときにはその厳しきに自分を照らし合わせて、
我が身を省みることも必要です。
《一言》
竜口法難にまつわる伝承として、法難会にオハギをお供えする風習があります。
今回は、黒すりごまのオハギをお供えし、
参詣者と一緒にいただきました。
龍口に向かう大聖人様を偲びつつ、有難く頂戴しました。
昨日、10時と18時より、9月度の御経日が奉修されました。
お盆に引き続きまして、深信の御参詣を賜り、
誠に有難く思う次第です。
《法話》
今回もシリーズ女性と御書と題して、
『可延定業御書』をとりあげさせていただきました。
様々な有難い教えが示されていますが、
末尾に近いところで、富木常忍の妻に対して、
自分で筆を執り、当病平癒の願い出をしなさいと
仰せになられています。
昨今は便利な時代。電話もメールもSNSもあります。
そういった時代だからでしょうか、
上述の御教示がとても胸に響きました。
《一言》
朝晩がとても涼しくなってきました。
秋が近いのを感じます。
季節の変わり目、体に気をつけて、
精進してまいりましょう!
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