Monthly Archives: 11月 2020

清掃

今日は、寺院清掃でした。

工事中の最中でしたが、出来る範囲を見つけて、
お寺を掃除してくださいました。

お寺は僧侶だけでは守れません。
御信徒のこういった心がけによってお寺は守られていくのだと
思います。

ずいぶん前に他宗のお寺の檀家さんから電話がありました。
よくある自分のお寺の不満を述べられたものでした。
確かにそのお寺さんの様子には檀家さんが何かをいいたくなるようなものでしたが、
聞いてこちらも身を引き締めないといけないなと思いました。
そう思いながら話を聞いていたのですが、
その檀家さんが、
「お寺が汚れているんです。玄関もごちゃごちゃしているし。
住職は忙しいみたいですけど…。」
と仰いました。
そのときはさすがに、
「もし汚れているのなら、あなたが行って掃除を手伝われたらどうですか?」
と伝えました。

無論、仏法の話もしましたが、
ただ不平不満を言うだけではなくて、
自分のお寺をお守りするということも考えて下さいということを伝えましたら、
電話を切られてしまいました。。

一生懸命清掃して下さる御信徒の姿を見ながら、
ふと思い出した出来事でした。

御会式

21日、22日と本年度の御会式が無事奉修致しました。
一時は奉修することすら危ぶまれた中、
たくさんの方々の御尽力によって奉修することが
できました。

確かに例年とは違う形ではありましたが、
当宗最重要の法会である御会式を奉修することができるのは、
万感の思いがあります。

様々なことはあっても、
毎年奉修してきたその積み重ねが、
こういった時世のなかでも御会式の奉修を可能にするのだと
痛感しております。

ということで、
これからも少しずつではありますが、
出来る形で、行事法要を奉修していきたいと思っています。

皆様にはよろしくお願い致します。

ところで、御案内の通り、
参道の工事が始まっています。
一か月ほどですが、出入りが煩わしくなると思いますが、
皆様にはご理解とご協力の程お願い致します。

言い換え

子どもからもらった智慧。

「コロナのせいでマスクしなければならない」

言い換え

「ココナッツのせいでマンモスしなければならない」

コとマしかあってないけど!と、
みんなで大笑いでした。

こんな智慧が日々を楽しくしてくれます。

雑記

手塚治虫の言葉。

「ウォルト・ディズニーは途中から
自分で描かなくなった。
自分はそんな風にはなりたくない。
ずっと描いていたい。」
(徹子の部屋にて)

障子

御信徒が障子の張り替えをして下さっています。

障子が無いと、とっても明るいです。
もともと明るい本堂ですが、
障子が無いとなおさら自然光が入ってきて開放的です。

一般の方がお寺に参詣されると、
堂内の姿を見て、
「とてもシンプルで落ち着きます」
と仰います。

当宗の良いところだと思いますが、
御宝前には御本尊がおわしますのみで、
拝むところがまっすぐになるのは、
当宗の信仰をされていない方でも感じるようです。

障子もあると無いで気付くことがあるように、
御信徒から気付かされることもあれば、
一般の方に気付かせていただくこともあります。


日差し

だんだんと朝晩は寒くなってきました。
とはいえ、瀬戸内の気候はおだやかなもので、
昼になると日差しがあればとても温かく感じます。

先日、若いご夫婦が参詣されました。
お子さんが生まれたので報告に来てくれました。
訳あって当宗の信仰はしておられないのですが、
よく挨拶に来てくれます。

コロナ禍にあるなかで、
わざわざ顔を見せてくれたことを本当に嬉しく思いました。

リモート社会が推進されていますが、
顔を合わせる良さ、
五感で会話をする大切さ、
を改めて感じています。

今後、生活スタイルが変わるのであれば、
リモート社会と直接顔を合わせる社会、
両方の良い部分が活かされる社会を構築できればと
思います。