人身は受けがたし、爪の上の土。人身は持ちがたし、草の上の露。
『崇峻天皇御書』
人として生を受けることは難しい。
大地には数多の土があるが、爪の上にのる土が少ないのと同じである。
人として命を持つことは難しい。
草の上にのった露がほんの少し風が吹いただけで落ちて消えてしまうのと同じである。
忘れてはならない。
有難いということを。
人身は受けがたし、爪の上の土。人身は持ちがたし、草の上の露。
『崇峻天皇御書』
昨日、例年のごとく節分会が奉修されました。
参詣された皆様と読経唱題。
法要終了後は、富士門流の伝統にのっとり、
「福は内」と豆をまきました。
まかれた豆を拾いながら互いに体をいたわって、
信心倍増を誓い合っていました。
節分の意義は、日本の文化伝統として様々に変遷をしてきているようです。
恵方巻き等は過度にならないように受け止めていくことも必要でしょう。
節目を上手に乗り越えることは大切です。
寺院行事を通して、共に受け止め、共に乗り越えることのありがたさを
皆さん感じておられました。
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