間引き菜
法眼寺では、すこしばかりですが野菜を育てています。
なかなか上手に育てることが出来ないのですが、
作ってみないとわからないことが多くあって
片手間ですが、それでも畑をしてよかったと思っています。
たとえば無農薬野菜と簡単に口にしますが、
無農薬で作るのがどれほど難しいか。
虫はじゃんじゃんよってくるし、
病気にもかかります。
農家の皆様の苦労が身にしみてわかります。
土の大事さもよくわかります。
土なんてどれでも同じだと思いきや、そんなことはありません。
それぞれの土の特徴にあったもの、
また土自体がしっかり手入れをされて育てられていないと、
野菜は育ってくれません。
ということで出来の悪い野菜ばかりが育つのですが、
それでも自分で育てたものですから美味しく感じるし、
大切に食べようという気にもなります。
他にもいいことがあって、野菜を種から育てると、
間引きという作業を経ます。
勿体ないようですが、元気な苗を育てるために、
種を多めに蒔いて、良い苗を残していくのです。
では、間引いた苗はどうするかといえば…
食べます!
そして、おいしい!
これは育てた人にしかわからない、大変な贅沢です。
間引き菜を食べるのが楽しみで、少し多めに種を蒔いてみたり…。
実に有意義です。
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